9月 28 2014
遺言・遺留分 ⑥ 遺留分対策と「債務」
今まで、遺言を遺すときには、事前の遺留分対策が重要ということを説明してきました。
では、具体的に、どのような対策が有効なのでしょうか?
遺言や遺留分について多くの相談を受けた経験をもとに言いますと、まずは「債務を増やす」(明確にする)、ということだと思います。
なぜなら、生前の相続対策と遺言・遺留分 ③ 遺留分額の算定にて説明したとおり、遺留分の算定の基礎となる財産額 とは
① 相続開始時の資産(+の財産)
② 相続開始時の負債を差し引く。
③ 一定の生前贈与・遺贈などを加算する。
という計算式によって算出されます。
そのため、債務が増えれば、その分だけ遺留分額が減る、という結果になるのです。
具体的には
例)知人からお金を借りているが口約束 → 契約書または覚書などで負債額や返済条件を明確にする。
などです。
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